カラーリングで髪を傷つける5つの原因と対策

 

 ヘアスタイルのトレンドは日々移り変わりますよね。
美容の技術も進歩しカラーやパーマでいろんなスタイルを楽しめるようになりました。
最近では特にカラーリングをされる方は非常に多いのではないでしょうか。

 

しかし繰り返すカラーリングで、気付いた時には毛先がボロボロに…!なんてことも。
とはいえ、いきなりカラーリングをやめるなんてわけにもなかなかいきませんよね。
根元は伸びてプリンになってくるし、毛先の色落ちも気になる。色落ちした箇所がパサパサして見える。

 

 

 

カラーリング ホームカラーリングが髪を傷つけている?!

 

カラーリングが色落ちした箇所から髪の毛の傷みを感じませんか。
特に毛先のダメージが気になる方はたくさんいらっしゃるのではないかと思います。

でも実は美容院でのカラーリングはあまり問題ではありません。
一番危険なのはホームカラーリングです。

 

月に1回美容院で丁寧にカラーリングされている方は、
そこまで髪の毛の傷みを感じないのではないかと思います。

というのも美容院ではカラーの前後で適切な髪の毛のケアをしてくれます。
髪の毛や頭皮の保護、また色もちを良くするシャンプーの技術、カラー後のアルカリに傾いた髪の毛を正常に戻してくれたりなど。
実はいろんな工程を踏んでいるのです。

 

でもホームカラーリングでは髪の毛を染める際、美容院のようなケアはありません。
その上、市販のカラー剤はどんな人がどんな毛質に染めても色が出るように、強い薬を使っていることがほとんどです。
髪の毛のプロである美容師の間では『怖くて市販のカラー剤では染めたくない』
というのが美容師内での暗黙の了解です。
 

美容院でのカラーリングはお金がかかりますから、ついお手頃なホームカラーリングを
使ってしまいがちですが、美しい髪や頭皮を維持するためには、なるべく美容院で髪の毛を染めましょう。

 

 

カラーリングで髪を傷める仕組み

 

カラーリングの原理を簡単に説明すると、薬で髪の毛表面のキューティクルを開き、
その隙間からカラーリングのもとになる色素やトリートメント成分を入れ込んでいくというものなのです。

美容院で使われるカラーの薬の1剤と言われるものの中にはトリートメント成分がしっかり入っています。
カラーしたての髪の方がハリやツヤがあるように感じるのは、色素とトリートメント成分が髪に入り込んでいるためなのです。


しかしながら1カ月くらい経つと、このキューティクルが毛先を中心にパカ〜と開いてきて、
色の成分やトリートメント成分が抜け出し、色落ちしたパサパサの毛になってしまうのです。

 

 

 

カラーリングを長持ちさせるために髪をしっかり乾かす

カラーリングを長持ちさせるには、まず髪の毛の乾かし方を見直しましょう。
髪の毛が湿った状態だとキューティクルも開いたままになってしまうので、
傷んだところからカラーの色素やトリートメント成分が抜けていってしまいます。

 

しかもそのまま寝てしまうと、髪の毛が枕や寝具に擦れて傷んでしまいます。
傷んだところから更にカラー色素やトリートメント成分が抜けていってしまいます。
その上!雑菌の繁殖にまで繋がってしまうのです!恐ろしい。いいことなしなので、髪の毛はしっかり乾かしましょう。

 

 

カラーリングを長持ちさせるためのドライヤーの仕方 

 

ドライヤーの前に洗い流さないトリートメントやヘアオイルをつけることがとっても大事です。
髪の毛をドライヤーの熱から守ってくれますし、うるおいやツヤを与えてくれます。カラー専用のものや、
しっとりタイプさらさらタイプ、無香料のものなどいろんな種類のものが出ています。
最近ではドラッグストアに売られている数も種類も品質もレベルアップしてきたので、
お求めやすいところからご自身の髪質やお好みの香りで楽しんでみてくださいね。

 

もう一つとても大事なことが、ドライヤーで乾かす際は絶対に下からあててはいけません。
こちらもキューティクルが開く原因になってしまいます。キューティクルというのは
髪の毛の表面でうろこ状に上から下と重なりあっています。

 

それゆえドライヤーの温風が毛先から上に向かってあたると、
キューティクルが開いて髪の毛1本1本がモミの木のようになってしまうのです。
色落ちするだけでなく、手触りまでガサガサになってしまいます。

ドライヤーの熱は上からあて、しっかり乾かしましょう。
 ブローの仕上げに冷風を全体にあてると、ヘアスタイルの持ちが良くなります。
髪の毛は冷えて形が決まります。この時も上から冷風をあててあげてくださいね。

 

 

カラーリング用のシャンプーを使おう

 

せっかく染めたのにシャンプーのたびに色が抜けていってしまってはもったいないです。
カラーした髪専用のシャンプーを使用して、美髪を長持ちさせましょう。

 

特に洗浄力の強いシャンプーを使っていると、カラーリングが抜けやすくなってしまいます。
弱酸性で低刺激のシャンプー、アミノ酸系のシャンプーやタンパク系のシャンプーを選ぶと良いでしょう。

 

髪の毛は主にケラチンというタンパク質でできています。
アミノ酸系のシャンプーは、髪のタンパク質を守りながら洗うことができます。
タンパク系のシャンプーも髪の毛にタンパク質を補いながら洗うことができ、
ヘアカラーの退色を抑制してくれます。
低刺激なので、肌が弱い方にもオススメです。

 

また染めたてのカラーリングが髪にしっかり定着するまでに、約48時間かかると言われています。
なるべく髪を洗わずに過ごしたいところですが、1日我慢するのが限界といったところではないでしょうか。
カラー後はじめて髪の毛を洗う時に強い洗浄力のシャンプーを使ってしまうと、
色落ちが激しくなってしまう可能性が高いです。十分注意しましょう。

 

 

カラーリングを長持ちさせて美髪を手に入れよう


もちろんこまめに美容院に行くのがベストですが、みなさんお忙しいですし、
気づいたら2、3ヶ月経ってしまっていたなんてこともしばしばあるかと思います。
また回数が増えるとそれだけ髪に負担をかけてしまうのは否めません。
そこで1番大事なのは日々のケア!なるべく色持ちをさせてツヤ髪をキープしましょう。

1日でも長くカラーを長持ちさせて、美しい髪をキープしましょう。